職場の人達と一緒に、とある遊園地に行きました。朝1番で遊園地に行き、たくさんあるアトラクションの中で、まず1つ乗ったのですが、その後、次のアトラクションに移動するまでに、小さい子どもでも遊べるゴーカートや、マット、トランポリンなどの運動遊びなどのコーナーがありました。まだまだ時間もあったので、そのコーナーのマットやトランポリンのコーナーで遊ぶ事になりました。トランポリンで遊んでいたら、あまりにも懐かしく、そして楽しくなり、ピョンピョン飛び跳ねていたら、トランポリンの布の上で足を滑らせ、あり得ないくらいの角度で足首がグネっと曲がり、足首の骨折をしてしまいました。  

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病院に行き、まずはレントゲンをとり、骨の状態を見て骨折との診断がすぐに下されました。県外の出先での怪我だった為、実際であれば、即入院の所なのですが、紹介状をもらい自宅近くの病院にて再度診察になりました。もう一度レントゲンを撮り、先生からは、足首の外側は引っ張られてパキンと折れ、内くるぶし側は圧縮された事によって、粉砕骨折が見られると説明がありました。

手術が必須との事で、外側はプレートで接続し、内側はフック状の金物を使い繋ぐ手術をしますとの事でした。その手術を行い、2?3週間してまた再度レントゲンを撮り、リハビリを始めて、骨が再生し、歩ける様になったら退院との説明がありました。その時は、ケガの治り具合にもよるけれども、大体全治1?2ヶ月ではないかとう説明がありました。それらの説明が終わり、入院準備をしようと家に帰ろうにも車椅子での移動しかできないので、その場で入院という流れになり、入院準備は、親にお願いして持ってきてもらいました。

入院中に驚いた事は、全身麻酔での手術をする為に、事前に麻酔の効き目を良くするための注射をはじめ、点滴のルート取り、筋肉注射、術後の抗生剤の点滴、血液検査など、とにかく注射で針を刺される事が多かった印象があります。また、実際に手術する前に、麻酔科の先生から麻酔を投与されるのですが、その麻酔の効き方が驚くほどすごくて、寝てなるものかと必死で抵抗していたのですが、ものの3秒数えるか数えないかの所で意識が無くなってしまった事でした。麻酔って、こんなにもすぐに意識が無くなるものなのかと、驚かされました。そして、目が覚めて、麻酔が効いているうちはなんともなかったのです。

麻酔が切れた途端に激痛が走り、麻酔ってすごいんだなと感じました。リハビリが始まったのですが、手術して2週間、その期間だけ全く足を使っていなかっただけなのに、足が片方だけ細くなり、ぶよぶよ、ふにゃふにゃになったのには驚きました。運動してないと感じていても、実は最低限の筋肉は使っており、だからこそ動く事ができるのだなと人間の体ってすごいなと思いました。

入院中怖かった事は、リハビリです。新たにリハビリのメニューが加えられたり、足に乗せる自分の荷重が増える時には、まだ完全に骨がくっついていないのにそんなに荷重をかけていいのか、また折れてしまうのではないかという恐怖がありました。もちろん、担当の先生や理学療法士さんは、骨のレントゲンの状態を見ながらリハビリの方針を決めているのはわかってはいるのですが、リハビリをする側としては、足首が硬くなってるし痛いしで、メニューが増えるたびに自分の恐怖心との戦いでした。

その様な入院生活でも、同年代の子達もいたりして楽しい入院生活を送る事も出来たのですが、なによりも、自分が仕事をしていた時に遊びに行っていたお客様の奥様もまた、私と同じ様なケガで入院されており、以前よりも奥さんと仲良くなる事ができ、退院してからもよく付き合う様になれた事が嬉しかったです。また、あんなに痛くて、歩く事もままならなかったのに、今では元気よく走ったり、大好きなスノーボードもできるまで回復する事ができ、健康な体の有り難みをとても感じました。また、現代の様に医学が進歩した中に生まれて来ることができたのも感謝だなと強く思いました。